『せいめいのれきし』バージニア・リー・バートン文・絵 石井桃子 訳/岩波書店
NEO POCKET『恐竜』/小学館
夏休みに息子と恐竜博に行ってきました。今回、初めて音声ガイドを借りてみたのですが、これがよかったです!息子が音声ガイドを聞き、私は解説を読み、2人でじっくり楽しめたら、私が恐竜にはまりました。(息子はふつうに楽しかったレベルでした。)
帰りのお土産コーナーにあった恐竜の図鑑を買い帰りの電車で、熟読。 そして今回の恐竜博の監修をされていた真鍋真さんが、『深読み!絵本 せいめいの れきし』を書いておられたこともあり、自宅の本棚にあったバージニア・リー・バートンの『せいめいのれきし』を家に帰ってさらに熟読しました。
『せいめいの れきし』は、半世紀以上読み継がれてきた名作絵本であり、地球が生まれてから今この瞬間まで続いてきた命のリレーが5幕の劇に分けられ、舞台を見るかのように各時代がまとめられています。
そして、この絵本の最後のページには、 「さあ、このあとは、あなたがたのおはなしです。その主人公はあなたがたです。舞台の用意は、できました。ときは、いま、場所は、あなたのいるところ、いますぎていく1秒1秒が、はてしない時のくさりの、新しい輪です。生きものの演ずる劇は、たえることなくつづきーいつも新しく、いつもうつりかわって、わたしたちをおどろかせます。」とあります。
恐竜たちの生きて動いている姿を私たちは見ることはできませんが、そこに思いをはせることで、白亜紀を知り、現代までのその歴史を感じることができます。そして、改めて私たち生命があらゆる偶然や必然を積み重ねて進み、今があり、それをまた次の時代につないでいく大切な時間を紡いでいることに感動します。
今ある生命は それぞれの時代から環境に合わせた進化を遂げて現代に生き残っている生命です。環境に合わせて進化し、生きていく力に、子育てという場で子どもたちをとりまく環境の変化を生々しく感じつつ、母も進化していかなくてはいけないとこの夏、恐竜たちに力をもらった気がします。
上段 左から
『かいじゅうたちのいるところ』モーリス・センダック 作/じんぐう てるお 訳/冨山房
『エルマーと16ぴきのりゅう』ルース・スタルス・ガネット 作 ルース・クリスマン・ガネット 絵/わたなべ しげお 訳/福音館
『きょうりゅうたち』ペギー・パリッシュ 文 杉浦 弘 訳 アーノルド・ローベル 絵/文化出版局
下段 左から
『地球-その中をさぐろう』 加古里子 文・絵 / 福音館
『恐竜時代から江戸時代まで 時の迷路』 香川元太郎 作・絵 / PHP
『トリケラトプスの大めいろ~ジュラ紀クレーターへの道~』 黒川みつひろ作・絵 / 小峰書店
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Kako
前職で国語を教えていました。国語の力の基礎は幼少期の読書です。本との最初の出会いである親子の読み聞かせの時間の大切さをたくさんの方に知っていただけたらと思い、読書支援活動をしています。1 児のママ。
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