新しい年が明けましたね。今年は丑年!
せっかくなので、なにか丑にちなんだカメラ用語でも・・・と考えてみました。
丑、牛、うし・・・。えっと、なにかダジャレでも・・・。
モォ~~、全然ひらめきません!

 

そうそう!牛の模様といえば、白に黒のブチが一般的ですよね。白と黒!つまりモノクロ!

 

ちょっと強引ではありますが、今回はモノクロ写真についてお話したいと思います。

 

 

モノクロ写真というと、カッコよくてアーティスティックで、なんとなく敷居が高く感じられます。特に、賑やかな子どもの写真には、似合わない感じもしたりして。

 

でも実は、モノクロ写真ってとても身近なところにあるものなんです。どんなカメラでも、モノクロで撮影するモードはたいてい付いています。スマホにだってもちろんあります。

 

設定を変えるだけで、簡単にモノクロ撮影が楽しめるんです。写真を加工するアプリでも、モノクロは一番初歩的な加工として、標準装備されていることが多いので、チャレンジしやすいです。

 

 

モノクロ写真が、カラー写真と違う点は、あたりまえですが、「色がないこと」です。白と黒、グレー、そして光と影だけで表す世界。この世界は、子育てに無縁と思われる「静寂さ」を感じます。

 

子どもって、たくさんの色と賑やかさを持っていますし、子育て真っ最中の写真は、色彩豊かです。それを一切排除しての、モノクロで表す写真は、普段感じることができない魅力に富んでいます。

 

 

モノクロ写真で、より多くの魅力を表すものといえば、「テクスチャー(物の質感)」です。

 

カラー写真で撮ると、なんてことないものでも、モノクロで撮ると、色がない分、形や影が強調され、美しさが際立ちます。

 

 

カラーでは、何の変哲もない動物や乗り物の写真も、モノクロで撮ると、毛並みや質感がはっきりして、なんだか、息遣いや風の音まで聞こえてきそうです。

 

 

カラー写真で撮った後に、モノクロに編集するという方法がお手軽ですが、私がオススメするのは、「モノクロモードに設定してから撮影する」ということ。

 

ファインダーを覗くと、そこはもうモノクロの世界。普段とは違う温度を持っています。

 

モノクロで撮ると、普段のなにげないシーンも、とてもドラマチックな1枚に。子育てにあくせくしている自分の気持ちも、なんだかリセットされる気分です。ぜひチャレンジしてみてください。

 

 

 

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Chiharuさん

 

 

フォトグラファー 。一児のママ。
笑顔はもちろん、普段の何気ない表情を撮るのが好きです。
いつもこんな素敵な表情をしてるんだよ~と伝えられたら幸せ。

 

<写真でもっと 毎日に彩りを>
「イロドリ シャシン」
instagram https://www.instagram.com/irodori_c/