まだまだ油断はできませんが、コロナの影響による自粛生活が解かれ、新たに始まった生活が、やっと軌道に乗りつつあるところでしょうか。

人生で初めて経験したこういった事態での自粛生活。
正直参りました。滅入りました。写真を撮る元気もありませんでした。

 

そんなとき、気持ちを変えてくれたのは、運動不足解消のためのお散歩途中に見た植物の変化でした。

 

 

世の中は鬱々とした空気に溢れていて、先の見えない不安もいっぱい。

だけど、植物たちは静かに、でも強く、次の季節の準備をしていました。

私たち人間だって、負けてはいられない!

 

少しづつ以前の生活が戻りつつあり、カメラを持ってお出かけしたい気持ちも高まりますが、
あらら、季節は梅雨でした。

もう少し、おうち時間が続きそうですね。

 

自粛生活中に、手の込んだお料理に取り組んだり、親子でお菓子作りにチャレンジしてみたという話をよく聞きました。

今回はお料理やお菓子をステキに撮るコツをお伝えしたいと思います。
 
お料理やお菓子を撮る時、ぜひ意識したいのは「シズル感」です。

「シズル感」とは、見た瞬間に「美味しそう!」と伝わる、グツグツ、ジュ~ジュ~、とろ~り、ふんわ~り、つるつるなど、想像するだけで涎が出ちゃいそうな、五感を刺激する感覚のこと。

 

 

そのために、大事なポイントのひとつは「自然光」で撮ること。自然光、つまり太陽の光です。フラッシュは不要です。

 

蛍光灯などの元で撮ると、反射した光の写りこみや影が出ますので、夜でない限り、電気を消して撮っても大丈夫!
目では暗いと感じていても、カメラのファインダーで覗いてみると、意外と明るいんです。窓際に寄って撮ってみてください。

 

その次にポイントとなるのが「構図」です。お勧めは、真上からのショット。

 

座った状態で横から撮ると、どうしても食器の影が出てしまいます。それに、品数がある場合、どこをメインにするべきか、食器の並び方をどうすればいいのか、悩むことが増えます。思い切って真上から撮ることで、一気に解決!

 

 

そして、普段の写真をランクアップさせるプチポイント!
それは、「ちょっとしたきちんと感」です。

 

「お箸をそろえて並べる」「お皿の柄の向きを考える」「机の上のふきんを除ける」などなど、写真を撮る前に、ちょっと気を配るだけで、特別な道具やセットがなくても、普段の写真がランクアップしますよ。

 

普段はなかなかできないけれど、お手伝いもエプロンをつけて、特別感を出しちゃいましょう。
雨の季節だからこその、おうち時間を楽しめるとステキですね。

 

 

小さいコックさんのショットも、ぜひ残してあげてくださいね。

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Chiharuさん

 

 

フォトグラファー 。一児のママ。
笑顔はもちろん、普段の何気ない表情を撮るのが好きです。
いつもこんな素敵な表情をしてるんだよ~と伝えられたら幸せ。

 

<写真でもっと 毎日に彩りを>
「イロドリ シャシン」
instagram https://www.instagram.com/irodori_c/