朝晩急に寒くなってきましたね。
うちもコタツを出したい夫と、掃除が大変になるのでまだ出したくない私との攻防戦が、今年も始まりました。(今のところまだ勝ってる←追記:ついに昨日負けた)
さて今日からはまた続き物として、漆喰の塗り方をお伝えしたいと思います。
漆喰!?
ハードル高っ・・・
と思われた方も、最近の漆喰塗りは実はとってもカンタン。色々なメーカーさんがDIY用のスバラシイ製品を出してくださっているのです!!
家一軒まるまる内装塗り替えるのはさすがに超人的パワーがいりますが、ひと部屋だけ、いやもうこの際ひと壁だけでも!塗ってみたらそこがいきなり、ヨーロッパ調のカフェ風スーパーナチュラル空間☆ウッカリ開けてしまった壁の穴隠しにもいいですね!(どんなウッカリ)
漆喰はアルカリ性なので防カビ効果が高く、調湿効果もあります。湿度の高いうちの地域にはウレシイ素材!!主原料の消石灰は燃えにくいため耐火性も高く、また、シックハウス症候群も起こしにくいそうです。なんとー!
でもクロスはがすの大変そう・・・とか、
うち、昔ながらの土壁だから・・・とか思われるかも?
・・・安心してください。DIY用の漆喰は、ビニールクロスでも布クロスでも、上から塗れます!はがす必要なし!!土壁でも砂壁でも大丈夫。ベニヤ板でも、石膏ボードでもコンクリートでも、つまりだいたいの壁的な何か(アバウト!)の上に塗ることができます。
そんな漆喰ですが、ホームセンターに行くと意外に簡単に手に入ります。
昔ながらのものは、白い粉状で売られているもの。これをバケツなんかに入れて、水で練って使います。
ただしこれは水気を吸い込む材質以外には使えません。タイル壁などには難しそうですね。でも最近は、すでに練られている!封を切れば即使える!なんにでも塗れる!という、ベンリな商品があります!白のほかにもピンクや黒など、いろんなカラーが出ていたりします。
さて塗るのに必要な道具ですが、すみません、やっぱり代用難しいので、コテだけは買ってください。もうぜんぜん、安いのでいいです。なんか100均にも置いてあるといううわさもあります。他にもヘラなどあると、細かいところも塗りやすいですね。
コテ板は、まああればいいですが、なければプラスチックの板状のものとかでかまいません。まな板とか、子どもさんの粘土板とか(どちらも、もう使わなければ!)。ベニヤ板や石膏ボードに継ぎ目がある場合は、補強するための専用テープがあるとひび割れしにくいです。
あとは練るためのバケツやすくうおたま、塗りたくない所を隠すマスキングテープや新聞紙があるといいですね。
そうそう、忘れてはいけないのがゴム手袋!もちろんビニールのものでもいいですが、漆喰は強アルカリ性!乾いていない状態の材料に触れると、手荒れするので要注意です。
では準備・導入篇はこのあたりにして、次回からは実際に手を動かしてみましょう!
————————
松迫 妙さん
木工作家・DIYアドバイザー。京都で数年間木工職人として働いた後に結婚、現在は育児の傍ら自宅アトリエにてオリジナルの木工雑貨を制作。初心者でも手ぶらで楽しめるワークショップも開催。木製雑貨tinycraft(タイニークラフト)主宰。三児の母。
[ ホームページ]https://www.tiny-craft.net/[ブログ]https://ameblo.jp/tinycraft-diy/