『ピーターラビットのクリスマス』レイチェル・ボーデン 文/長友恵子 訳/文化出版局
『サンタクロースの部屋』という本を知っていますか?
多くの児童文学に携わっておられる松岡享子さんの著書で、その本の中に
「クリスマスが近づくと、子供たちは目に見えないサンタクロースの存在を信じ、目にみえないものを信じる能力を養います。
そして、一度、心の中にサンタクロースを住まわせるための空間をつくりあげた子どもはいつかサンタクロースが心の外へでていってもその心の空間にサンタクロースに代わる新しい住人を住まわせます。」
とあります。(一部 省略)
『サンタクロースの部屋―子どもと本をめぐって―』松岡享子 こぐま社 ※本書の改訂新版が出版されています
『サンタクロースって ほんとに いるの?』てるおか いつこ 文/すぎうら はんも 絵/福音館書店
クリスマスは子どもたちに目に見えないものを信じる時間を与えてくれる時期。だからこそ、12月からクリスマスまでの25日間は、そのサンタクロースを信じる力をゆっくり育んであげたいですね。
我が家では、今年は『ピーターラビットのクリスマス☆25の物語のアドベント』絵本を本棚に迎えました。1日にひとつの物語とそれぞれのお話の終わりには、クリスマスにちなんだ遊びやレシピが紹介されていて、クリスマスまでの家族の時間を豊かにしてくれる一冊です。
サンタクロースっているのかなと疑問に思う年齢のお子様に、おすすめしたい絵本は、『サンタクロースって ほんとにいるの?』です。
子どもたちのサンタへの疑問に答えるお父さん、お母さんが目に見えないものを信じる子どもたちに寄り添っていて、信じる力を育める一冊です。
『サンタクロースの部屋』。
目に見えないものを信じる心の中の空間は、きっと成長し続ける子どもたちの心を豊かにしてくれると思います。12月はぜひ、サンタクロースの存在を信じ続ける子どもたちの心に寄り添った絵本を選んでみてください。
☆やさしいサンタクロースがでてくるクリスマス絵本☆
上段『エリーちゃんのクリスマス』メアリー・チャルマーズ作/おびか ゆうこ 訳/福音館書店
『ぐりとぐらのおきゃくさま』中川李枝子作/山脇百合子絵/福音館書店
『くろうま ブランキー』伊東三郎 再話/堀内 誠一 画/福音館書店
下段『ねこのピート クリスマスをとどけよう』エリック・リトウィン 作/ジェイムス・ディーン絵/大友 剛 訳/長谷川 義史 文字画/ひさかたチャイルド
『ちいさな ろば』ルース・エインズワース 作/石井桃子 訳/酒井 信義 画/福音館書店
『まどから☆おくりもの』五味太郎 /偕成社
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Kakoさん
前職で国語を教えていました。国語の力の基礎は幼少期の読書です。本との最初の出会いである親子の読み聞かせの時間の大切さをたくさんの方に知っていただけたらと思い、読書支援活動をしています。1 児のママ。
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