今年、創始1150年を迎える祇園祭。「祇園祭」といえば、山鉾のイメージはもちろん、夜、屋台が出て、人が多いイメージをお持ちの方も多いのでは。

日本の伝統・文化を子どもに体感してもらうチャンス!とはいえ、人ごみの中、子どもを連れて行くのは大変ですよね…

 

子どもと一緒に祇園祭の魅力を楽しむにはどうしたらいいのか。クルール8月号「ドリカムママ」に登場いただいた「こどもと行こう!祇園祭」のプロジェクトを主催している「コドモト」の安佳里ママ・敦子ママに伺いました。

 

 

1.宵山に行くなら「午前中」がおすすめ!

 

前祭の宵山の夜は歩行者天国になり人出が多いので、午前9時頃から行くと人が少なく、山鉾もゆっくり見ることができます。写真を撮るのもこの時間帯がお勧め。山鉾と一緒にお子さんの思い出の写真を撮るのもいいですね。露店は夜に開店するところが多いですが、店によっては14時頃から開けていることも。後祭は祭の本来の姿に近く、歩行者天国もなく、人も前祭ほど多くないので夜でもゆっくり見られます。子連れには断然、後祭の宵山がオススメです。宵山期間は人ごみの中での移動になるので、抱っこ紐を活用ください。

 

 

宵山行事・巡行

【前祭】

宵山行事:7月14日(日)~16日(火)

巡行:7月17日(水)

【後祭】

宵山行事:7月21日(日)~23日(火)

巡行:7月24日(水)

 

2.「鉾建て・山建て」を見てみよう!

 

 

各山鉾町では、宵山の3日ほど前から「縄がらみ」という伝統技法で、釘を使わず、縄だけで山や鉾を組み立てていく「鉾建て・山建て」が行われます。木を組んだり、縄をからめたり、なかなか見ることのできない職人技を見学することができます。「祇園祭ぎゃらりぃ」では、原寸大の鉾のレプリカの縄がらみを触ることもできますよ!きっと、びっくりする職人技を感じるはず!?

 

鉾建て・山建て

【前祭】 7月10日(水)~14日(日)

【後祭】 7月18日(木)~21日(日)

 

 

3.「曳(ひ)き初め・舁(か)き初め」なら誰でも参加OK!

 

 

山鉾は完成後、試し曳き・試し舁きを行います。巡行で山鉾を曳くのは男性のみですが、曳き初め舁き初めは女性や子どもも参加可能。予約不要、当日参加OKです。ただし、小さな子には危険も伴う場合もあります。安全確保に努めましょう。また、本番前の大切な試験の場でもあります、邪魔にならないように楽しみましょうね!

 

曳(ひ)き初め・舁(か)き初め

【前祭】 7月12日(金)・13日(土)

【後祭】 7月20日(土)・21日(日)

 

4.二階囃子を楽しみましょう

7月1日の吉符入り後、各山鉾町が祇園囃子の練習をしています。夕方の町を歩きながら、様々なお囃子を聞いてまわるのもオススメ。

 

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「こどもステーション」を利用して子どもと一緒に祇園祭を楽しんで

 

「コドモト」では、7月31日まで、山鉾周辺のお店や施設が赤ちゃんや子どものための休憩所を提供する「こどもステーション」を企画・運営されています。授乳やおむつ替え・休憩・トイレなどで使用できます。お子さんと祇園祭に行かれる際は、ぜひご利用くださいね。

 

 

◎「こどもステーション」の提供サービスと開設日時はこちらまで

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