子どものしたく、どうしていますか?

忙しい朝にバタバタ、イライラすることはありませんか?

子ども自身ができるように、ちょっとおうちで工夫してみましょう。

 

まずはこの2つ。

・子どもの手が届くところに衣類がありますか?

・肌着、上、下、靴下などに分類され、子どもにわかりやすく出しやすく収納されていますか?

 

つぎに準備したいのが「おしたく箱」。

 

次女3歳のときから11歳の今も愛用しています。

 

着る服を前の夜に用意して入れる箱やかごで、小さな子どもが服を入れ、両手で持ち運べることを目安に、軽いものがおすすめです。子ども自身が絵をかいたりして「じぶんのおしたく箱」と愛着が持てるようにすると効果的ですよ。

 

箱に、布や紙を貼ったりするのもいいですよ。

 

幼い場合はママが箱の中に「明日はこれを着ようね」と準備します。

朝になったら「さあ、着替えよう!」と声かけて、箱の中の服を着ることを繰り返せば、朝の支度とはどういうものか、子どもたちは学んでいきます。

とっさの災害対応の意味からも、着るものがセットされているのはおすすめです。

 

自分で服を選びたがる時期には、寝る前の服選びをして、自分でセット。

服選びができる頃には、洗濯ものを引出しにしまうこともできますよ。

しまうことができれば、たたむことへと一歩ずつ、お手伝いも進んでいけます。

 

習慣づけるには、最初はいっしょに。

毎日楽に、たのしくできるということが一番。おとなだってそうですよね!

 

こんなお話をさせていただいたママから、メッセージをいただきました。(抜粋)

 

“娘の衣装ケースを(手が届くように)下におろし、次の日の洋服を入れる箱も設置しました。

しばらくたちますが、自分で服を選ぶ姿がずいぶん増えた感じです。

朝から服のことで攻防戦をしなくなったのは、心の余裕につながっています。

場所の提供は、少し頭と体力を使いますが、あとあとの楽さを考えると、頑張れそうです。“

 

子どもの自立を応援するしくみを、家の事の中に作っていくと親子でニコニコが増えますね!

 

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一般社団法人家事塾 1級家事セラピスト 吉田尚子

モットーは「五感にひびく、今ここにある日常を味わう」こと。「かぞくで家のコト」をキャッチフレーズに、暮らしを見わたす視点で、子どもとお手伝い、家事、時間、片づけなどの講演、講座、個人の相談に寄り添う。家事塾(創立・辰巳渚)での学びと前職学習塾で多くの親子に関わってきた経験を活かし、親子の笑顔を願って活動中。「かぞくの家事ノオト」https://shoko3.net/