難しいことはぬき!楽しければOK♪キッチンにあるものを使って、子どもと一緒に科学の世界で遊びましょう!

 

科学や実験と聞くと、難しそうなイメージが…。

 

すると直子先生は「そんなことはまったくないですよ。特別な器具や材料がなくても、キッチンにあるもので十分だし、たいていのことはできちゃいます。

 

もし、子どもに質問されて答えがわからなくても、気にしない、気にしない。
そんな時はまず『ほんとだね、よく気が付いたね!』と、子どもが質問したことを褒めてあげましょう。

 

そして『ママもわからない』って開き直る(笑)。興味を持てば子どもは自分で調べるし、親子で図書館やインターネットで調べてみるのも楽しいですよ」。

 

難しいことはぬきにして、ママも子どもと一緒に、色や形が変わる不思議な世界を楽しんじゃいましょう!

 

色が変わる!? 魔法の色水をつくろう

 

 

【材料】
(右から)
酢 適量
合成洗剤 適量
マローブルー※ 適量
重曹 適量
水  適量
※青紫色をしたハーブティーの一種。インターネットや店頭等で手にいれることができます。

 

1. マローブルーを水にいれてかき混ぜ、紫色になったら、3つの透明なコップに注ぐ。

 

どうなるのかな?ワクワク♪

 

 

2. 1つ目のコップに水に溶かした重曹を入れます。

 

わぁ!青色になった!

 

 

3. 2つ目のコップに、少量のお酢を入れます。

 

今度はピンク!?

 

 

4. 3つ目のコップに、合成洗剤を入れます。

 

青緑になった!

 

 

全部ちがう色だね!

 

解説

マローブルーの紫色の色素「アントシアニン」は、酸性(酢)で赤色アルカリ性(重曹、洗剤)では青~緑色に変化します。

 

 

消えるコーラ?!

 

 

水の入ったグラスに、コーラを注ぐと…あれれ、コーラが消えていく?!

 

消えるコーラの正体は、うがい薬(イソジンなど)を水に溶かしたもの。グラスにはビタミンCの粉末が入れてあり、うがい薬の「ヨウ素」がビタミンCと反応して透明に。これを「ヨウ素の還元」といいます。

 

 

 

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けちゃっぷ先生(岩立直子さん)

大学卒業後「横浜こども科学館(現はまぎんこども宇宙科学館)」に13年間勤務。退職後、工作・科学あそびの教室「くりの木倶楽部」を立ち上げる。現在もサイエンスショー制作・演示、サイエンスイベント・プロデュースなど全国で活躍。執筆も手がける。二男一女のママ。かんたん工作・科学あそび教室 くりの木倶楽部

 

 

※この記事は2016年6月号クルールに掲載した記事に加筆・修正したものです。