皆さんは自分の睡眠の質について考えたことはありますか。睡眠と聞くと、睡眠時間の長さを思い浮かべる人も多いでしょう。

 

でも、睡眠時間と比例して疲れが取れるわけではありません。

 

充分に睡眠をとったとしても、起床時に頭痛や肩こり、からだのだるさを感じた経験のある方は少なくないはずです。

 

睡眠の質を落とし、さらなる疲労感を与える原因のひとつに、歯ぎしり、噛みしめ、喰いしばりなどのブラキシズムが挙げられます。

 

 

ブラキシズムは、ストレス、喫煙、飲酒、噛み合わせの悪さなど、さまざまな原因で起こります。

 

無意識的に咀嚼筋(咬むための筋肉)が異常に働くため、体重の1.5倍のチカラで噛むとも言われており、睡眠の質を落とすだけでなく、歯の摩耗や破折、知覚過敏などを引き起こすこともあります。

 

今回は、過緊張状態にある咀嚼筋を弛緩させ、リラックスできて眠れるセルフケアをお伝えいたします。

 

 

①上の写真のように、両手を側頭部を包み込むようにセットし、上下に動かします。ほぐすというよりも、側頭筋の動きをよくするイメージです。

 

 

②耳をほぐします。指の腹を使って、気持ちが良いと感じる圧でつまみます。耳を上下左右に広げてあげるのも良いでしょう。

 

 

③耳の後ろのくぼみ(乳様突起の下)に親指の腹を当てたまま、うなずくようにして筋肉を動かします。頭の重みでマッサージしてあげるイメージです。痛みを強く感じる方もいると思いますので、圧にはお気を付けください。

 

 

④頬骨の下(咬筋、翼突筋)と③に、人差し指と中指の腹を当て、それぞれの筋肉を動かします。

特に固く感じる側は、反対側よりも少し回数を多めに動かします。

 

 

⑤顎の下に両親指の腹を当て軽くブッシュします。そのまま左右それぞれの耳に向かってつまむように筋肉(顎二腹筋)を弛緩させていきます。

 

いかがでしたでしょうか。小顔効果も期待できるので、ぜひ試してみてくださいね。

 

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大林 リエさん

 

健やかな心身を保つこと。「感情」と「選択(行動)」が一致し、自らを「幸せ」にできる強さと優しさを持つこと。そのお手伝いがセラピストの役目だと考え、日々 ボディやフェイスのセラピーに取り組んでいます。
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