小さな子どもとの日々、いくら時間があっても足りないと感じることはありませんか。あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ。子どもとの時間も大事にしたい。

 

いっしょに遊んでいても夕飯準備が気になったり、子どもとの会話でついつい先を急がしてしまったり。「ああ、なんだか違う…」と寝顔を見ながら落ち込むことも。だからこそ、今までの「やり方」を見直して乗り切る時期とも言えるんです。

 

毎日の家事のわずかな時間、「幼いうちに楽しむ親子の時間」と思ってみては?

公園やおうちで遊ぶ時間、絵本を読む時間だけが過ごし方ではありません。子どもはママといっしょに何かができるのがうれしいものです。

 

でも「お手伝いさせると時間と手間がかかって面倒」と思いがち。

 

お箸やお皿を並べるなどに加え、ママの家事の作業をどんどん分解して、野菜を袋から出す、玉ねぎの皮をむく、玉子焼きのために卵を混ぜる、豆の筋を取るといった小さなことから始めるといいですね。

 

 

「今日はこれをお願いしたいな。」「これはもうちょっと修行を積んだらお願いするね!」とママの意向もうまく伝えたり、親子で慣れてきたら、ピーラーや包丁などの道具を使ったりするのもいい。

ハッとするような真剣なまなざしに出会えます。

 

お皿を下げる、テーブルを拭くなど、食事の後も巻き込んで、ママのひとりぼっち家事からチーム家事へ。

 

大切なポイントは「ありがとう!助かったよ!」とママの優しい言葉かけ。ぎゅうっとハグすると気持ちも伝わりやすく、ママも満たされますよ。

 

誰かの役に立ちたい、小さい子どもたちはそんな気持ちでいっぱい。役に立った実感は大事な力となって子どもたちを支えてくれるプレゼント付きです。

 

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このコラムを書いたママ


一般社団法人家事塾 1級家事セラピスト 吉田尚子

「かぞくで家のコト」をテーマに暮らしの講座(子育て、家事、時間、片づけ)や個人レッスンなど、親子の笑顔がふえるようにと活動中。一般社団法人住教育推進機構 住教育インストラクター。