12月、何かとイベントごとが多い月。いつもより気持ちもバタバタと過ごしそう。
だからこそ、わが家のしめくくりにふさわしいのが「おおそうじ」

 

一般に、年末に家の一年の汚れを落とす掃除を「おおそうじ」といいます。
そうじには他にも最適な季節があるのに、なぜこの時期に?

 

実は、おおそうじは、新年=歳神さまを清浄な場所に迎えたい、という祈りの気持ちがあるもの。一年間無事に過ごせたことを感謝し、家族を守ってくれた家をきれいにし、新しい一年が迎えられることを喜ぶ、そんなふうに節目に気持ちを入れ替える日本の習慣なのです。

 

 

「わが家の居心地よさはみんなで作る」

 

それを親から子どもに伝える機会として最適で、わが家でも子どもが幼いころから家族イベントとして、巻き込んできました。

 

まずは、家族会議!
おおそうじに先立って、家族でテーブルに集まって、具体的に計画をたててみます。

 

おおそうじの意味を伝え、いつやる?どこやる?だれがやる?
これをやってほしいなと親から伝えたり、自分にできることは何かと子どもが考えたり。

 

家の見取り図を簡単に書いて、書き込んだりするのも楽しい!表にしてもいい。
そして、休憩のおいしいお菓子や終わった後の乾杯、お楽しみ計画を忘れずに。

 

 

「家がきれいになること」も大切だけど、いっしょに体を動かして笑うこと優先。
そんな「わが家の今」を楽しむひととき、お互いにありがとう~と言い合う暮れのおおそうじで、よい新年を迎えられますように。

 

 

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このコラムを書いたママ


一般社団法人家事塾 1級家事セラピスト 吉田尚子

「かぞくで家のコト」をテーマに暮らしの講座(子育て、家事、時間、片づけ)や個人レッスンなど、親子の笑顔がふえるようにと活動中。一般社団法人住教育推進機構 住教育インストラクター。