みなさま、どのようなお正月を過ごされましたか?

こちらは家族でのんびりと過ごし、過ごしすぎ、先ほど体重計がいまだかつて見たこともない数字を示しました。お正月料理ってミラクル☆

 

さて前回のコラムでは、塗り方の準備編を紹介させていただいておりました。今回はいよいよ実践編となります。

 

漆喰塗もあらゆる塗装と同じ、まずは養生、つまり塗りたくない部分をマスキングテープなどを貼って隠す作業から!

 

端はもちろん、コンセントなども隠してください。

 

塗る時に漆喰が下に垂れたりすることがあるので、さらに新聞紙や、マスカーと呼ばれる養生テープにビニールがドッキングしたもので、広く覆っておいたほうがいいです。いや絶対覆ってください。必ず垂れます。(なんかこわいわ)

 

 

粉状の昔ながらの漆喰の場合は、説明書きを参照してバケツなどで水とよく混ぜ、練っておいてください。練るのはスコップでもヘラ的なものでもいいですし、もういっそ手で混ぜても(ワイルド!)

*漆喰は強アルカリ性。触れるときはかならずゴムやビニールの手袋をしてくださいネ☆

 

ここで、もし下地に継ぎ目がある場合!ファイバーテープの登場です。粘着力があるのでそのまま先に継ぎ目に貼り付け、ひび割れ防止の補強してください。

 

 

まず1回目・下塗りは、さっと全体的に薄く1mmくらいの厚さに広げる感じで。下地が合板などの場合、アクが出てきて黄色っぽくなりますが、上塗りできれいになるので大丈夫です。

 

 

端などの細かいところは、私はヘラを使っています。塗り終わったら一晩放置!

 

使いかけの漆喰は乾くと固まって使えなくなるので、ビニール袋などに入れて密閉してください。下塗りが乾いたら上塗りをします。コテ跡をつけたい場合はここで。

 

家族の手形をつけたり、思い出の石・貝などを埋めたりも楽しいですね!気を付けてほしいのは、上塗りが乾く前にマスキングテープをはがすことです。固まると、漆喰がテープをがっちり巻き込みとれにくくなってしまうことも!

 

 

意外に簡単にできる漆喰壁。

 

何よりうれしいのは、何度でも塗り重ねられることかもです。子どもの落書き、広範囲に飛び散ったハンバーグソース(なにがあったん)も、ひと塗りで真っ白☆でオススメです☆

 

気になっていた方、ぜひやってみてくださいね。

 

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松迫 妙さん

 

 

木工作家・DIYアドバイザー。京都で数年間木工職人として働いた後に結婚、現在は育児の傍ら自宅アトリエにてオリジナルの木工雑貨を制作。初心者でも手ぶらで楽しめるワークショップも開催。木製雑貨tinycraft(タイニークラフト)主宰。三児の母。
[ ホームページ]https://www.tiny-craft.net/[ブログ]https://ameblo.jp/tinycraft-diy/