『クリスマス』ターシャ・テューダー文・絵/偕成社(絶版))
『コーギビルのいちばん楽しい日』ターシャ・テューダー文・絵/食野雅子訳/メディアファクトリー

 

多くの児童書を翻訳され、児童文学研究者としても名高い松岡享子さんが、先日ラジオで子どもを本好きに育てる方法として必要なことは「本が身近にあること」と「大人が読んであげること」のふたつだけだとおっしゃっていました。

 

息子を見ていても好きな本とあまり関心が向かない本があるように思います。

でも、季節で本の飾り方を変えると、ふと持って行って読みふけっていることがあります。そのときはやっぱり表紙を見せて飾っている本であることが多いので、読み聞かせはもちろん、たくさんの本に目が触れる機会を家庭で工夫した環境づくりも大切なことだと気が付きました。

 

イーゼルを使って絵のように絵本を飾ることもできます。棚は無印用品「壁につけられる家具(棚)88cm」
絵本『ゆうびんやのくまさん』フィービとセルビ・ウォージントン作絵/まさきるりこ訳/福音館書店

 

もうすぐクリスマス!本屋さんに足を運ぶのが楽しみな季節です。クリスマスの絵本は華やかでリビングに飾るだけでとても華やぎます。

 

私の思い出のクリスマス絵本は子どもの頃に出会ったターシャ・テューダーの仕掛け絵本、クリスマスが来るたびに思い出す一冊です。

 

ちいさな子どもたちにはクリスマスはサンタクロースがやってきてプレゼントをもらえる日に思えるかもしれません。

 

でもこの絵本には相手のことを思い合うクリスマスが描かれています。クリスマスの文化について伝えていける絵本に出会わせてあげたい。
今度、息子と一緒にクリスマスの絵本を買いに行こうかな?

 

クリスマスイブまで家を飾ったりプレゼントを用意したり、クリスマス当日の計画を考えるこの季節が一番大好きな季節かもしれません。

 

左上『クリスマスソングブックⅠ』児島なおみ作/偕成社
上中『マドレーヌのクリスマス』ルドウィッヒ・ベーメルマンス作/江國香織訳/BL出版
右上『クリスマスって なあに』ディック・ブルーナ作/ふなざきやすこ訳/講談社
左下『ぐりとぐらのおきゃくさま』中川李枝子作/山脇百合子絵/福音館書店
下中『バスでおでかけ』門瀬なおかた作絵/ひさかたチャイルド
右下『まどから☆おくりもの』五味太郎作絵/偕成社
飾り棚は無印用品「壁につけられる棚(長押)88cm」です。季節の絵本を飾ることができます。

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このコラムを書いたママ

永井 知佳子

前職で国語を教えていました。国語の力の基礎は幼少期の読書です。本との最初の出会いである親子の読み聞かせの時間の大切さをたくさんの方に知っていただけたらと思い、読書支援活動をしています。5歳児ママ。
Instaguram→@kakobook
Blog→http://ameblo.jp/honnotane100-ehon