子どもの保育園や幼稚園スタート、進級、ママの職場復帰や仕事スタートなどなど、暮らしに変化が起こりやすい4月からひと月たちました。新緑を感じながら深呼吸したいときです。
暮らしの変化というのは思った以上にストレスフルで、私も体調を崩してしまった苦い思い出が。
5月の幼稚園で年長さんのこいのぼりを見上げる年中の次女
暮らしの変化は、「家事がうまくいかない感じ」として現れてきます。
□ なんだか片づかなくなってきた
□ モノもコトもたまっている感じがする
□ 冷蔵庫の在庫で無駄にするものが増えてきた
□ 朝のバタバタで忙しい。夕飯前もスムーズにいかなくなった
□ もう!イライラするー!
それは、「家事のやり方」を変えて対応するときだよ~というサインです。
そういうときは、モノもうまく回っていないことがあります。
先日、クルールママ’sカレッジで片づけのお話しをさせていただきました。
片づけには、「出したものをもとに戻す」という日常の小さな片づけと、暮らしがうまく回るように整えなおす片づけがある。この「整えなおしの片づけ」の出番です。
必要のないモノがそのままになっていたりすると、日常が少し滞っただけで「余裕」「余白」があっという間になくなってしまいます。「ぴっちりとモノを入れないで7割収納を」と言いますが、それは変化を受け止める余裕を持つためです。
改めて見まわし、モノを手に取ってみてください。大切なモノ、必要なモノですか?
暮らしは動いています。そして私たちは疲れもします。
だから、モノも時間もキチキチで乗り切ろうとするのは、なかなかつらいものです。
「ママいつもありがとう」の思いは、子どもはいつだって持っていますよ♡
モノの次には、今まで当たり前と思っていたコトを見直します。例えば…
□ 朝かたづけから始めないように、夜早めに親子で「戻ってるかな」の見回りタイム
□ 掃除機をフローリングワイパーにして子どもに任せる
□ 掃除機はハンディータイプにして、手軽にすぐ出せる位置に
□ 朝やっていた洗濯を夜にする
□ 子どもの支度は子どもができるようにくふう
□ 毎朝の玄関掃除を、週1にする
□ 夕方の夕食準備を分散させる
□ 野菜を切る時には2倍にして、翌日にも使う
□ 手書きでつけていた家計簿をアプリにする
手順や時間、道具を見直したりやめたり。家事をアップデートすることで、暮らしの変化であふれた日常を、再びほっとする日常へ。家事にはそんな力があるのです。
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一般社団法人家事塾 1級家事セラピスト 吉田尚子
モットーは「五感にひびく、今ここにある日常を味わう」こと。「かぞくで家のコト」をキャッチフレーズに、暮らしを見わたす視点で、子どもとお手伝い、家事、時間、片づけなどの講演、講座、個人の相談に寄り添う。家事塾(創立・辰巳渚)での学びと前職学習塾で多くの親子に関わってきた経験を活かし、親子の笑顔を願って活動中。「かぞくの家事ノオト」https://shoko3.net/