ものさしは必要なし、ぜ~んぶ「だいたい」でOK。うまくできなくても、なんとかなっちゃう。親子で自由に工作を楽しんじゃいましょう。

 

工作を通して
物を大切にする 心も伝えてほしい

 

不器用で工作とかムリ…というママに、久保田先生はこう話してくれました。

 

「番組の視聴者からのお便りでも一番多かったのが、テレビみたいにうまくできない、というものでした。でもね、工作は見た目じゃないんです、大切なのは過程。『ママ、テレビとちがうよ~!』『いいのよこれで!』とか、子どもといっぱいおしゃべりしながらつくってほしいです。

 

それに僕の工作は測らなくていいし、うまくできなくても何とかなるものばかりだから、失敗はありません(笑)。

 

あとは工作を通して、子どもに物を大切にする心を伝えてほしいなぁ。普段は捨てちゃう牛乳パックや食品トレイを、最後まで使い切って楽しむ。工作ってエコなんですよ」。

 

なるほど、それならできそう♪ さっそく挑戦してみましょう!

 

くるくる回転シャワーを
つくってみよう!

 

材料・道具

はさみ・ビニールテープ・鉛筆・画鋲・牛乳やジュースの紙パック・たこひも2本・曲がるストロー4本

 

つくり方

 

① 紙パックの上部を開いて、はさみで切り落とす。

 

 

紙パックの下の右はしに、穴をあける。画鋲でさした後、鉛筆で穴を広げてストローが通る太さにする。4つの面それぞれ同様にする。

 

 

③ ②の方法で紙パックの上の真ん中に穴をあける。向かいの面にも同様に穴をあける。

 

 

ストローの曲がる方の先に、はさみで切りこみを入れる。切りこみ部分を指で軽くおさえて先を細くし、ビニールテープで巻く。

 

 

⑤ ②の穴に、それぞれストローをさしこむ。

 

 

⑥ ③の穴にたこひもを通し、結んで留めて、もう1本のたこひもを通す。

 

完成!

 

 

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造形アイデア:ヒダ オサム

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久保田 雅人さん
1989年4月から2013年3月までNHK教育テレビの子ども向け工作番組「つくってあそぼ」の「ワクワクさん」として出演。赤い帽子と黒メガネのコミカルなスタイルで、上手に工作をするキャラクターとして大人気に。現在も工作の楽しさを伝えるべく全国で活動中。