「美しいをたのしむ」をテーマにコラムを書き始めて、もうすぐ3年目を迎えます。

小学生の頃 実は肥満だった私が、「美」に関わるお仕事をして、「美」に関するコラムをこうして書かせていただけているなんて！

25年前の周りの誰一人、いや私が一番 想像もつかなかったでしょう。

美しい、はつくることができます。

それは、外見の美しさや立ち居振る舞い、言葉遣いなどもそうですが、ただ その造形や表現の前に、美しい人は人生の選択ひとつひとつが実にシンプルです。

そこに知性さえも感じさせます。

意外かもしれませんが、着たいお洋服を着ていない人、行きたい場所に行っていない人、食べたいものを食べていない人、会いたい人に会っていない人、口にしたい言葉を話していない人はとても多いのです。

難しく受け取らず、考えず、自分の感性を信じること。

自分が何をするときに、誰といるときに幸せを感じるか、何を着てどこに行きたいのか、何を見たいのか、それをまず知ってあげること。

自分の感情を評価せず ただ受け止めてあげられる強さや広さを持つことは、選択の土台となります。

それをもって、最終的に何を選択するのかを選んでいくと、理性と感情のバランスが取れた道を進めるのではないでしょうか。

そうやって 日々、無理をせず 穏やかに悠然と構えている人にますます美しさを感じます。

だって、それが表情や言葉や、雰囲気に表れるものだから。

美しい、はつくることができます。

美しくありたい、と選択した人は、その道をもう進んでいます。

若くなくなったから、結婚したから、母親になったから…いろんな理由で進みにくくさせているのは きっと、自分自身。

若くなくなったからこそ、母親になったからこそ、どう生きたいか、どうありたいか、今一度自分と対話してみるのはいかがでしょうか。

私も自分に聞いてみたいと思います。

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大林　リエさん

健やかな心身を保つこと。「感情」と「選択（行動）」が一致し、自らを「幸せ」にできる強さと優しさを持つこと。そのお手伝いがセラピストの役目だと考え、日々 ボディやフェイスのセラピーに取り組んでいます。
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