絵本に出てくる、おいしそうな料理。
絵本を読んでたら、食べたくなっちゃった、あの料理。
親子で絵本を読んだら、さらにものがたりの世界に飛び込んでみませんか?
今回ご紹介する絵本は、「おひなまつりのちらしずし」。
栄養士・食育料理研究家の石橋玲子さんとお子さんたちが、
絵本を読んでつくったちらしずし。
簡単なので、ぜひつくってみてくださいね。
本日の絵本「おひなまつりのちらしずし」
平野恵理子 作
発行:福音館書店
ちらしずしが大好きな弟・ノブ。今年のちらしずしは、なおネエがつくると知り、ノブは心配でたまりません。ノブが見守る中、お母さんの指導のもと、ちらしずしづくりが始まりました。さあ、うまくできるかな? ちらしずしのつくり方を覚えられる、たのしい絵本です。
何でもやりたがり屋さんの兄妹
女の子がお手伝いをはじめるシーンになると、「やることいっぱいだね!」「これ、子どもでも本当にお手伝いできるのかな?」と興味津々の子どもたち。
「この女の子は、小学生の大きいお姉さんなんじゃないかな?」と伝えると、「この女の子みたいに、ママといっしょにちらしずしつくってみたい!」
何でもやりたがり屋さんの兄妹です。
少し工夫をすれば、ちらしずしも簡単につくれます。小さい子どもでも、簡単につくれるレシピに、アレンジしてみました。
できあがると、子どもたちは大喜び。
「本の中の女の子と、同じことしちゃった~」
夜、眠るまで、何度も何度も言っていました。
「ちらしずし」
材料
*米…2合
*黒米…大さじ1/2~1
*水…400ml
<合わせ酢>
*米酢…大さじ4
*砂糖…大さじ3
*塩…小さじ1/3
*卵…1個
<A>
*砂糖…小さじ1
*塩…少々
*刻みのり…適量
*キュウリ(小口切り)…2/3本
*ミニトマト(半月切り)…4個
*キャンディーチーズ(半分に切る)…2個
\Recipe/
1. 洗米したら、水と黒米を加えて浸水させ、炊く。
2. 合わせ酢は、よく混ぜて溶かす。
3. 卵は<A>を加えてよく混ぜ、炒り卵をつくる。
4. ①が炊き上がったら②をまわしかけ、切るように混ぜてすし飯をつくる。
5. すし飯を盛り付けて刻みのりを散らし、キュウリ・トマト・炒り卵・チーズの順に、外側から内側に向かって飾り付け、完成。
ポイント
・具材は切るだけなので、忙しいママでも簡単につくれます♪
・具材はイクラを散らしたり、細めのたくあんを薄い輪切りにしたり、いろいろアレンジできます。
・ごはんに黒米を混ぜると、お赤飯のような見た目に仕上がります。大さじ1杯の黒米だとしっかり目の色に、大さじ1/2杯の黒米だと薄い色になります。
・黒米がない場合は、米酢を赤ワインビネガーで代用すると、ピンク色のかわいらしいごはんになりますよ。
70℃前後で長く加熱すると、デンプンが糖に変わり甘味UP!ひげ根や凸凹が少ないものほど食べやすさ◎。抗酸化作用や便通を整える成分は皮の近くに多いので、ぜひ丸ごと食べて!保存の際は冷やしすぎは厳禁、10~15℃の常温保存で。
石橋 玲子さん
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- 2児の母で、食育料理研究家、栄養士、エコクッキングインストラクター。小中学校の栄養職員から料理教室講師へ。モットーは「食べる力は生きる力」。