いよいよ3月!
卒園、卒業、お別れの季節がやってきました。
我が家の娘も、0歳児クラスから通い始めた保育園をいよいよ卒園します。
娘の人生とほぼ変わらない時間を過ごしてきた保育園とのお別れは、
本当に感慨深いものがあります。
先日、保育園生活最後の発表会を見に行ってきたのですが、
しっかりとした足取りで入場してくる姿を見た瞬間、
赤ちゃんだった頃が走馬灯のように駆け巡り、なんだか信じられない思いでした。
本当に大きくなりました!

 

 

まもなく卒園式を迎えます。
行事の時はいつも、張り切ってカメラを構えてバシャバシャ撮影している私ですが、
この時ばかりは涙、涙で、それどころではないだろうと今から容易に想像できるので、
少し控えて静かに見守りたいと思います。

 

でも、この日絶対に撮りたい写真があります。
それは、集合写真です。
少しかしこまって皆で並んで撮ることは、人生の中でも限られていて、
実はそれ程多くないシーンだと思います。
しかも、その1つ1つはやり直せないシーンばかり。

 

ありがたいことに、娘の保育園では、
行事毎によく集合写真を撮って下さるので、子どもたちは撮影に慣れっこの様子。
改めて歴代の集合写真を見返してみると、
赤ちゃんだった頃は、皆で並んで同じ方向を向かせるだけで至難の業。
先生方の努力の跡が写真から見て取れます。
それが年齢が上がっていく毎に、キレイに並べるようになったり、
皆の目線が揃ってきたり、だんだん自ら決めポースをしたり、決め顔をしたり。
集合写真にも成長が写っていますね。

 

卒園式でもたくさんのお友達と集合写真が撮りたいなぁ。
涙で画面が歪んで、ブレたり、ピントが甘かったりするかもしれない。
でも、そんな背景も含めて、皆で肩を寄せ合って撮る1枚というのは、
とても幸せな1枚になると思います。

 

 

集合写真というと、
ピシッとしてキリッとして撮らないといけないというお堅いイメージがありますが、
私が普段、集合写真を撮るときは、
きちんと並んでいなくても、皆がこっちを向いてなくてもヨシ!と思っています。
きちんと並ばせて固まったような表情で無理に撮らなくても、
伸びやかで個性が出て、とっても素敵!
「この時こんなことがあったね~」という、その時のドラマを思い出させてくれる、
より思いの濃い1枚になると思うのです。

 

それから、ハイチーズ!でシャッターを切った後に、もう1回シャッターを切ります。
すると、写真を撮り終えてホッとした素の表情だったり、
緊張が緩んで、隣の人とクスッと笑ったり、
これまたドラマを感じる1枚になることも。

 

 

もう少し大きくなると、皆で写真を撮るのが恥ずかしくなって、
そっぽを向かれたり、嫌がられる日が来るかもしれません。
でも、それもまた大切なシーンだと思います。
今しか撮れない「今」ですから。

 

この春、卒園・卒業を迎えられる皆さま、
涙に負けず、いっぱいシャッターを切ってくださいね。

 

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このコラムを書いたママ

 

フォトグラファー Chiharu

 

保育園児の娘を育てる一児の母。
笑顔はもちろん、普段の何気ない表情を撮るのが好きです。
いつもこんな素敵な表情をしてるんだよ~と伝えられたら幸せ。

 

<写真でもっと 毎日に彩りを>
instagram「irodori_c」
https://www.instagram.com/irodori_c/

 

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