少しずつ、夜が涼しくなってきました。日中はまだまだ暑さも残っていますが、季節は秋へと移り変わっていきますね。

 

1年でもっとも美しい月といわれる「中秋の名月」、今年は9月13日(金)です。毎年9月の半ばから10月にかけて「中秋の名月」の日が来るんです。

 

小さなカエルがやってきたお月見。次女9歳

 

この日は、お月さまをいとおしみ、秋の収穫の時期に神様へ恵みの感謝をする日と言われています。

秋の七草でもあるすすきを飾ったり、月見だんごにおいもなどおいしい秋の食べ物を月にお供えします。

 

おだんごは、高坏(たかつき/食物などを盛るのに用いた脚のついた器)や三方(さんぽう/食品や盃などを載せる儀式的な台で3つの穴がある)に盛るのが昔からの様式。月見だんごは、地方によってもさまざまです。器もだんごもそれぞれ、わが家風で楽しめればいいですね。

 

わが家で子どもが幼い頃から一緒につくる簡単白玉だんご

 

 

簡単白玉だんご・豆腐白玉のレシピ

材料

・絹ごし豆腐  150g

・白玉粉    120g

※たれを作る場合

・しょう油  20cc

・砂糖    40g

・片栗粉    5g

・水     70cc

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作り方

① 豆腐は布巾かキッチンペーパーに包んで軽く水けをきる。

② 豆腐と白玉粉をよく練り合わせ、耳たぶくらい(豆腐の水分によって固さが変わるのでようすをみながら豆腐を加える)の固さにする。

③ 小さく丸めて沸騰湯に次々と入れ、浮き上がってから1分ほどで引き上げ、水にとる。

④ たれはよく混ぜて火にかけるか、ラップかふたをしてレンジ600wで1分。または、きなこ砂糖などお好みで。

 

すすきによじ登り、まるでお月見?のカエルさん

 

さて、「中秋の名月」は、「十五夜(じゅうごや)」と言われ、旧暦の8月15日の夜に見える月のことを指します。月の満ち欠けを基準にしていた旧暦と、太陽の動きを基準にしている現在の暦にはズレが生じますので、毎年日が違うんですね。

 

そして、満月の日も1~2日ずれることが多いのです。今年は翌日の9月14日(土)。

今年の満月は、地球からもっとも離れた状態なのでいちばん小さな満月だそうです。もっとも大きい「スーパームーン」も素敵ですが、小さくてうつくしい月、こちらも楽しみです。

 

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吉田尚子さん

 

 

一般社団法人家事塾 1級家事セラピスト。 「かぞくで家のコト」をテーマに、暮らしを見わたす視点で、子どもとお手伝い、家事、片づけなどの講座、個人の相談に寄り添う。家事塾(創立・辰巳渚)での学びと前職学習塾で多くの親子に関わってきた経験を活かし、親子の笑顔を願って活動中。「かぞくの家事ノオト」https://shoko3.net/