親の世代の常識が覆されつつある今、自己肯定感が必要と言われています。
自己肯定感を育む「尊重」と「対話」とは?

 

Vol.4  自己肯定感を育む「尊重」と「対話」

 

 

子どもの未来を切り拓く
自己肯定感

 

日本の子どもたちは諸外国に比べて自己肯定感が著しく低いと言われています。自己肯定感の低さは、積極性のなさに繋がります。つまり言われた事しかしないという姿勢です。

 

先が見えない今、未来を切り拓いていくためには、自分の価値や可能性を信じることができる自己肯定感を育むことが大切です。そのためには、親も含めた周囲の大人の接し方が重要です。

 

子どもに対して誰もが「あなたは大切な存在ですよ」とメッセージを送り続けることで子どもは「私は、自分にとっても、誰かにとっても大切な存在だ」と実感し、のびのび行動できるこが、自己肯定感になります。そして、「自分と同じように他の誰かも、一人ひとりが大切な存在なのだ」と「尊重」することができるようになるのです。

 

 

何を「尊重」し、
誰と「対話」すればいい?

 

自分自身を含めたあらゆる人びとを尊重する態度は、さまざまな人と交流する体験を重ねながら成長する中で養われます。そうした実践の場として多くの学校で推進されているのが、ボランティアなどの奉仕活動や体験活動です。

 

教室の中で教科書に書かれた「尊重」や「対話」を学ぶだけではなく、実際にさまざまな場所にすすんで出かけて行く。立場や価値観の異なる人に出会う。より多くの人と「対話」し、他人事ではなく自分事として「尊重」しながら、ともに考える体験をしようというものです。

 

 

 

尊重力や対話力を
育むのは時間がかかる?

 

あらゆる学びは、インプットとアウトプットを繰り返して定着します。例えば漢字も知る(=インプット)だけでなく手で書いて(=アウトプット)身につくように、「尊重」や「対話」もインプットとアウトプットを重ねて初めて自分のものにできるのです。

 

まず周囲の大人から自分も含めたすべての人を尊重する姿勢を学び(=インプット)、より多くの人と対話(=アウトプット)しながら、その姿勢を実践していく。これは暗記科目のような短期の反復ではなく、長期にわたってゆっくり培われるものなので、早くから適切な環境づくりをととのえていかなければなりません。

 

 

親として子どもに
できることは?

 

いつでもどこでも「尊重」や「対話」の重要性を示すという一貫性をもつこと。その一つとして、道徳や宗教が注目されています。

 

すでに公立学校では道徳の授業が始まっていますし、私立学校では宗教教育を建学の精神としてきた伝統があります。

 

こうした力は点数化できず、成績や受験、就職などに直接的に役立つものではありませんが、先の見えない時代に何をすれば社会に貢献しながら自分自身も幸福になれるかという、生涯を通じた生き方の指針となるもの。

 

ぜひ折に触れてその力を育むチャンスをつくっていきたいものです。

 

 

キリスト教精神にもとづき
「尊重」と「対話」を実践

 

ノートルダム学院小学校 で祈りと実践を重ねる6年間を過ごした児童は、一人ひとりが自己肯定感をしっかりともち、相手を尊重し対話する力を育んでいます。

 

 

▮学びと実践の日々が
自己肯定感を育む

 

ノートルダム学院小学校ではキリスト教精神にもとづく「徳と知」を教育理念とし、児童一人ひとりの可能性を開花しながら世界的視野を広げ、すすんで社会に奉仕できる姿勢を育んでいます。

 

計算大会や文章題大会、遠泳大会など、個性や得意を伸ばす機会に自由にチャレンジするとともに、日々伸びゆく自分のチカラを社会に役立てる活動にも取り組みます。

 

クラスの係や教室の清掃といったクラス内の活動から始まり、高学年は低学年の児童のお世話など学年を越えた校内活動へ。地域の教会の活動への参加や、ネパールの小学校との交流など、広く学校の外へも実践の場を広げます。

 

▮「尊重」と「対話」の
大切さを体験する

 

▲クリスマスのための「アドベントカード」その日にできたよい行いを毎日書き記し、クリスマスに向け心の準備をします。

 

週1回の宗教の授業では聖書を読み、自分の言葉で祈ります。絵本を通じて聖書に親しみ始めた1年生も「コロナが収まりますように」と祈りますし、高学年ではガンジーやマザー・テレサの活動を学び、自分たちも平和のために何ができるかを考えます。

 

クリスマスの集いでは、準備期間(アドベント)に実践した奉仕や良い行いを書いたアドベントカードを捧げるなど、日々の祈りは常に実践と結びついているのが特色です。

 

多彩な実践活動を通じて、互いに支えあい尊重しあうことの大切さを実感するとともに、さまざまな立場の人に同じ目線で寄り添い、対話する力を育む貴重な機会となっています。

 

 

 

ノートルダム学院小学校
《 2021年度 入試日程 》

 

入試日程≪B日程≫

出願期間:9月10日(木)~9月23日(水)
入試考査:10月9日(金)
親子面接:10月9日(金)

 

入試日程≪C日程≫

出願期間:1月21日(木)~1月27日(水)
入試考査:1月29日(金)午後
親子面接:1月229日(金)午後

 

イベント情報の詳細はホームページをご覧ください。

 

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ノートルダム学院小学校

京都市左京区下鴨南野々神町1-2
京都市営地下鉄烏丸線「松ヶ崎」駅徒歩6分
TEL 075-701-7171
https://www.notredame-e.ed.jp

 

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