子どもと一緒にクイズにチャレンジして、「なぜ?」を考えてみましょう。

 

 

\前回号で募集した読者の皆さんからの声を紹介します!/

目の前に初めて見る虫が出てきた! どうする?

たくさん挑戦いただきありがとうございました!回答の中から2つ、ノートルダム学院小学校 松谷  先生のコメントと一緒にご紹介します♪前回の記事はこちらから

 

 

逃げる  ゆう(15歳)
虫が大の苦手。

 

●先生からひと言●“こわい” と感じたらすぐさま逃げましょう!自然は楽しいけど危険もいっぱいです!

 

葉っぱとかあげたらどうするか観察する  みな(6歳)
葉っぱを食べるのか、どんな風に食べるのか気になるから。

 

●先生からひと言●仮説を立てて観察するという、科学的思考ができていて感動しました!!

 

t r y&e r ro r ! ! 自分の五感を目一杯使って自然と触れ合いましょう!

 

\親子で挑戦してみよう!/

まだ青いトマト どうやって売る?


まだ青いトマト、どうやって売りますか?子どもだけでなく、ママ・パパの意見も大募集!!ユニークな回答は次号誌面にて紹介します。採用者にはクルール編集室から図書カードをプレゼント♪ 9月末締切

 

 

 

 

ノートルダム学院小学校
家庭科・生活科
野村 志歩 教諭
低学年クラスの担任として児童の自学習の習慣化を導き、授業との相乗効果を高める指導を実践中。自身も3 児(5歳・3歳・2歳)のママ。

 


ママまだ売れないから赤くなってから売る、はダメですか?

 

 

野村先生*でも、事前に目玉商品としてトマトを宣伝していたら困りませんか。この難局に直面したのが、小学2年の児童。クラスの皆で育てた野菜を保護者参観日に販売しようと張り切っていたのに、トマトが間に合わない。大人なら販売を中止しますが、教員は何も言わず見守っていたところ、児童はあきらめずに意見を出し合って思考を進め、打開策を実行したんです。

 

 

ママ

未知のものにも興味は持って欲しいです

 

 

野村先生*でも、事前に目玉商品としてトマトを宣伝していたら困りませんか。この難局に直面したのが、小学2年の児童。クラスの皆で育てた野菜を保護者参観日に販売しようと張り切っていたのに、トマトが間に合わない。大人なら販売を中止しますが、教員は何も言わず見守っていたところ、児童はあきらめずに意見を出し合って思考を進め、打開策を実行したんです。

 

 

ママ

あきらめずに思考を進める力は、どうしたら育めるのでしょうか?

 

 

野村先生*子どもが興味をもったら、何でも「本物」に触れさせること。見て、触れて、体を動かして学ぶことで自然に思考力が育まれます。
教材としてのトマトではなく、児童が自分たちで話し合って「育てたい」と選んだトマトは一所懸命お世話するし、愛着も生まれます。予定通り赤くならなくても、クラスの皆の努力を無駄にしたくないという責任感、その成果を保護者に見せたい、皆の喜ぶ笑顔が見たいという強い絆が芽生えてくるのです。青いトマトをめぐる活動は、そうした心の成長の証でもあります。

 

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まだ青いトマト どうやって売る?

 

 

 

 

「本物」にふれて
思考力を育む
PBL授業

 

校舎の上の屋上庭園。子どもたちが育てた野菜のお世話と観察をし、タブレットに記録しています。

 

 

 

「本物」を体験する学びを重ねて、思いやりの心に根ざした思考力を伸ばし、未来につながる力を育むノートルダム学院小学校の取り組みを紹介します。

 

青いトマトは児童の心の成長の証

 

ノートルダム学院小学校が全学年で導入しているのが、思考力を育むPBL授業(Project Based Learning=課題解決型授業)。教科の枠を超えた総合的な学びです。

 

2年生の児童が挑戦しているのは、屋上庭園で野菜を育てるプロジェクト。クラスで話し合い、トマトをはじめ3つの野菜を厳選。皆で協力して育てるのは理科、レシピを試食するのは家庭科の学習です。収穫した野菜の用途をプレゼンした結果、採用されたのは「記念に家に持ち帰りたい」という声よりも「この喜びを誰かと分かち合いたい」という思いやりの心でした。

 

保護者参観日に販売することになり、値付けをして出店するのは社会科。試食したレシピを添付して付加価値を付ける、不出来な野菜は値下げするというアイデアも実行できました。2年生の算数は九九や繰り下がりの筆算ですが、保護者をお客さまに迎えた当日は、お釣りの計算もがんばりました。

 

保護者参観日に向けてトマトに値付けする児童たち。「このトマトはいくらにする?」「これは大きくておいしそうだからなぁ」と話し合いながら値段を決めていきます。

 

あらゆる文化の「本物」を体験できる

 

「本物」を体験して思考力を育む場は、屋上庭園だけにとどまりません。校内には床の間をしつらえ炉を切った和室もあり、お茶席での立ち居ふるまいだけでなく、人を思いやる心を育みます。また、家元から華道のお稽古をうけたり、能を鑑賞したりすることも。日本の伝統文化を理解することは、国際社会を生きる子どもたちに必要だからです。
日々の学校生活が即、本物を体験する現場となるノートルダム学院小学校。児童は五感を刺激す
る活動を実践しながら興味・関心を広げ、全方位から未来の思考力を育んでいます。

 

保護者参観での野菜の販売の様子。レシピも一緒につけるサービスも。

 

イベントで思考力の学びを
体感しよう!

イベント情報の詳細はホームページをご覧ください。

公式LINEアカウントはこちらから。

 

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ノートルダム学院小学校

京都市左京区下鴨南野々神町1-2
京都市営地下鉄烏丸線「松ヶ崎」駅徒歩6分
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