京都府には私立小学校が10校あります。前編では私立小学校の魅力を紹介しました。
後編では通学や学童・給食事情、中学受験への取り組みなどについて京都府の私立小学校にうかがいました。

 

多くの小学校が公共交通機関の最寄駅から徒歩通学が可能なため、京都府からの通学を中心にしつつも近隣の他府県から通学する児童も多いです。班登校や通学路への教員配置など、子どもが安全に登下校できる取り組みが行われています。

 

\小学校の声/

 交通指導員や教員が通学路に複数名立っており、安全に登下校できるように努めています。
 子どもたちが自分で1時間以内に通える範囲とし、現在、近畿4府県から通学しています。
 同じルートで通学する1 年生から6 年生までで通学班を設置しています。

 

 

 

栄養バランスが良く、食育にもつながる給食は多くの学校で導入されています。一方で家庭の味も大切にして欲しいという観点からお弁当をメインとしている学校もあります。

 

\小学校の声/

 系列大学の食物栄養学科との連携を行い、栄養バランスのよい給食があります。
 ホテルの給食料理長の監修のもと、安全・安心な食材による、栄養バランスのとれた給食を提供しています。
 お弁当を持参で希望者には給食弁当の注文があります。

 

 

学童に準ずる預かり(有料のアフタースクール)がある学校も増えてきました。多くが18 時頃までの預かりで、宿題やおやつにとどまらず、英語やピアノ、サッカー、プログラミング、茶道教室、将棋教室など習い事に代わる様々なアクティビティがあります。公立や民間の学童と併用している家庭も。共働きの家庭をサポートする環境が増えつつあります。

 

\小学校の声/

 学校内での学童保育があり、7 割以上の児童が利用夏休みにも学童保育を実施しています。
 20講座以上のさまざまな講座(チア・茶道・サッカーなど)から選べます。
 アクティビティには、オールイングリッシュ環境の学童保育の他、プログラミング、体操、ランニング、ピアノ、日本舞踊、茶道などがあります。

 

 

 

学校によっては、中学受験を視野にいれた配慮がなされているところもあります。個別の質問や少人数授業など、学校側からのケアがあることと、系列中学校が女子校の場合、男子は受験をする児童が多いので、同じ方向を向き、お互いに励まし合いながら取り組む環境があります。

 

 

\小学校の声/

 公立校と比較すると授業時間数も多く、特に算数の授業では教員を1名加えた少人数授業を全学年で実施しています。
 カリキュラムはゆるやかな前倒しで、3 年生から問題集を用い教科書より踏み込んだ問題に取り組みます。5 年生から算数授業は習熟度別グループで行い確かな基礎力、応用力を養います。
 6 年生の 12 月までに小学校課程を修了し、ベテランの教員が一人ひとりに応じた受験指導を行い、受験前には、面接指導も学校で行います。

 

※学校によって事情が異なりますので、詳細は各校ホームページをご覧いただくか各校へお問い合わせをお願いします。

京都府の私立小学校紹介
※五十音順

 

※京都聖母学院小学校・京都文教短期大学付属小学校・同志社小学校・ノートルダム学院小学校・洛南高等学校附属小学校の5校は前編をご覧ください。